フル墨攻

「少しまとまった思いつき」を書きます

元民進党系議員の「進むも地獄」(2017衆院選)

10月初頭にツイートしようかと書いてたもの。
選挙後だとアップする気も失せそうなので、自分用メモということで(とくに目新しいことは書いてない)。

連合と小沢

連合が「共産より希望」というのは、そっちのほうが口出しできる(金で動く)と踏んでるんだろう。
で、小沢一郎が前原共々そういうふうにノせたという話もいかにもそれらしいし、壊し屋小沢だけに「ぶっ壊せばワンチャンある」だろうし、もう一度再編があるというところまで道筋が見えてるのかもしれない(本人の願望入りで)。

これは合流発表前↓
-民進・自由が合流構想 連合が後押し 前原・小沢氏、野党再編探る :日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKASFS24H51_24092017MM8000/

前原氏はかねて野党再編に前向きで代表選前には「民進党の旗にはこだわらない」と語った。

 連合の神津里季生会長は日本経済新聞の取材に、自由党などとの野党再編に関し「理念政策が一致した野党は1つの固まりで戦わなければならない」と指摘。前原氏にもそうした考えを伝えていると明かした。

小沢一郎からすれば、「寄合い選挙→非自民政権→崩壊→再編」という流れが見えたから今回、そういう道筋を作ったのかもしれないし、小池百合子(とその周辺)ではこういう寄合所帯をコントロールする能力はないと踏んで、とりあえず看板だけいただいて、ということなのかもしれない。

リーダーとしての小池百合子

小池百合子は対マスコミ能力という点で突出してるかもしれないけど、都知事就任後のファースト周辺人事、今回の新党合流関連の情報錯綜、新党人事の遅れやらを見てると、あまり「人をまとめる能力」があるように思えない。

そもそも彼女をよく知っている政界内で人望がないのではないかというところがあって、「希望」に最初入ったの、各党の落ち武者みたいな議員ばっかりだというところとか。
あとは、周辺のだれかが言ったことをすぐ否定してかかったり、都民ファースト希望の党も「小池の許可なく発言するな」と言われているところも、これでは周りにはまともな人が集まらんだろうなというふうに見える。

とか言ってたら、お膝元の都民ファーストのほうで分裂。

-都民ファーストの会:2都議が離党へ 小池氏手法に反発 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171003/k00/00e/010/223000c

「小池氏の政治姿勢や都民ファーストの会の方向性、運営体制に疑問があり、これ以上は一緒にできない」

小沢一郎的にはべつに「希望の党」を前原勢力で中からコントロール→政策実現とか考えていたわけではなく、たぶんそのあとの政界再編(になったらいいなあ)のほうが目的なのではないか。そうすれば自分の活躍する場ができるし、自分のポジションが作れる。
あの細川新党あたりの空気と似たものを嗅ぎとったのかもしれない。

連合の動き

希望の党」は政党としては支持しないが、民進党からの合流組を中心に支援する。細野豪志環境相民進党を飛び出し、希望に加わった前議員への支援は見送る。無所属で出馬する民進党出身者は支援する。


で、こういうことになったのはたぶん民進党のリベラル派を「排除する」という発言からと思われる。そんなに露骨にやってくるんなら、連合としてはちょっと「希望の党」には金は回せないねという。

「公認候補となるにあたり、党に資金提供する」

「一緒に写真撮ったら3万円」とか政策協定書に「資金を提供しろ」と書いてあったり、かなり資金繰りに困ってる様子なので、連合のこれは効くかもしれない。
と思っていたら、こうなった↓。

党首選のあたりをあまり追ってなかったんだけど、連合は枝野より前原だったんだなということがよくわかる。
前原氏本人的には「たんにノせられるんじゃなくて、自分で政界再編」みたいな目論見があったんだろうし、たぶん党首選でそういう自信もつけたんだろうけど、まぁあんまりうまく立ちまわってるようには見えないという。

小沢の「政争ありき」みたいな姿勢はたぶん民主党内でけっこう嫌われていたんだろうけど、政争のない党は(今の自民党みたいに)危機感のない、だらっとした党になってしまうし。

選挙後のありそうな話

とりあえず希望の党が政党としてちゃんとやっていけるのか、あるいはまた選挙後にぐじゃぐじゃになってしまうのかというと、まぁ党首が党首だけに後者なんだろうなぁという。ただ元民進議員はほかに行くところもないからなぁ、割るなら新党、といってもさらに先細り間違いなしだろうし、進むも地獄というやつだろうか。
組むなら維新だろうけど、数以外にメリットがない上、小池がアクの強い党首がいるところとうまくやっていけるようにも見えない。
いろいろ党内でもめた場合も自分から折れるようなことはなさそうだし、「嫌なら出て行ってけっこう」という、都民ファーストの時と同じような態度になってしまうのではないか。

小池、前原、若狭という、あんまり人(グループ)の上に立てなさそうな人たちが、これからどういう動きをするのかをしばらく見て行きたい。
選挙の後にまた追記する予定。

10/15追記
鳥越俊太郎の時もそうだったように、都市部は不適当な発言やスキャンダルに非常に敏感になっているという気はする。

小池百合子をリセットした「排除」発言 引き出したジャーナリストが語る真相〈週刊朝日〉 (AERA dot.) - https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171014-00000044-sasahi-pol

横田氏の質問の表現が過激だったことや、前述の定例会見時から知事とのやり取りがかみ合っていなかったことなどもあったのか、会見室には小池氏を追及するのではなく〝空気を読まない〟質問をする横田氏を嘲笑するかのような、弛緩した空気が充満していた。

 小池氏も上機嫌で笑っていた。

 小池氏が〝運命の一言〟を放ったのは、まさにこの瞬間だった。

小池氏:「わかりました、お答えします。前原代表がどういう表現をされたか承知をいたしておりませんけれども、排除をされないということは、ございませんで、排除いたします」